まずは第1項を確認します。
▼会社法331条1項
会社の取締役は、自然人でないとなれませんので、まず法人はダメです。
2号は法改正で削除されました。
3号は、会社法、一般社団法人法、金融商品取引法などの違反者のことです。
4号は刑法上の違反者のことになります。
続いて第2項を確認します。
▼会社法331条2項
取締役の地位を株主に限定できる定めです。
公開会社は認められませんが、非公開会社であれば認められます。
続いて第3項を確認します。
▼会社法331条3項
監査等委員には外部の人間として、しっかり監査をしてもらいたいため、という趣旨かと思います。
続いて第4項を確認します。
▼会社法331条4項
指名委員会等設置会社には、執行役がいますので、取締役には、業務執行をしてほしくない、という趣旨かと思います。
続いて第5項を確認します。
▼会社法331条5項
そのままの意味です。
続いて第6項を確認します。
▼会社法331条6項
そのままの意味です。
平成22年29問目(会社法)
取締役の資格に関する次の(ア)から(オ)までの記述のうち,正しいものはどれか。
肢 | 問い | 正誤 |
ア | 破産手続開始の決定を受けた者は,復権を得ない限り,取締役となることができない。 |
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イ | 会社法上の公開会社でない株式会社において,取締役が株主でなければなければならない旨を定款で定めている場合には,株主でない者は,取締役となることができない。 |
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ウ | 未成年者は,取締役に就任することについて法定代理人の同意を得た場合であっても,取締役となることができない。 |
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エ | 持分会社は,当該持分会社の社員から取締役として職務を行うべき者を選任し,株式会社にその者の氏名及び住所を通知した場合であっても,当該株式会社の取締役となることができない。 |
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オ | 会社法上の特別背任罪を犯し懲役に処せられた者は,取締役に就任しようとする日の3年前にその刑の執行を終えた場合であっても,取締役となることができない。 |
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