会社法137条(株式取得者からの承認の請求)を解説します。




会社法137条は株式取得者からの承認の請求について規定している条文です。

1.会社法137条の条文

第137条(株式取得者からの承認の請求)
譲渡制限株式を取得した株式取得者は、株式会社に対し、当該譲渡制限株式を取得したことについて承認をするか否かの決定をすることを請求することができる。
前項の規定による請求は、利害関係人の利益を害するおそれがないものとして法務省令で定める場合を除き、その取得した株式の株主として株主名簿に記載され、若しくは記録された者又はその相続人その他の一般承継人と共同してしなければならない。

2.会社法137条1項


まずは第1項を確認します。


▼会社法137条1項
譲渡制限株式を取得した株式取得者は、株式会社に対し、当該譲渡制限株式を取得したことについて承認をするか否かの決定をすることを請求することができる。

株主Aが譲渡制限株式をBへ譲渡した場合、Bから会社に対して、当該譲渡を承認せよと請求することができます。


3.会社法137条2項


続いて第2項を確認します。


▼会社法137条2項
前項の規定による請求は、利害関係人の利益を害するおそれがないものとして法務省令で定める場合を除き、その取得した株式の株主として株主名簿に記載され、若しくは記録された者又はその相続人その他の一般承継人と共同してしなければならない。

1項の譲渡は、原則、株主名簿に記載のある株主Aと共同して請求しないといけません。

そうでないと、Bが勝手に株主Aから株を譲渡されたと会社に対して請求できてしまうからです。

ただし、会社法施行規則第24条に記載のとおり、競売経由で株を取得した場合や、Bを株主とする確定判決等がある場合は、Bが単独で譲渡承認の請求を会社にすることができます。

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